イエベと勘違いしていた理由

パーソナルカラー診断でブルベだと言われてから、半信半疑でデパートに向かい、ファンデーションを選び直すことにした。また自己判断で無駄金を使うことになるなら、最初だけは慣れたひとに見てもらい色々と意見を聞こうという作戦だった。

 

いざデパートへ

向かったのはtwitterのコスメ垢さんがおすすめしていたファンデーションのある某ハイブランド。正直化粧品カウンターははじめてなのでマジで緊張した。私がBAさんに伝えたのは

 

  • PC診断でブルベと言われた。ファンデーションの色がわからないので試したい
  • そばかすやシミがあるので、透明感などよりカバー力を重視したい
  • 乾燥しやすいので使う上での対策を教えてほしい

 

正直門前払いされると思ったが、BAさんは快く仕事を引き受けてくれた。

まず私の顔のエラのあたりに、黄みが強いファンデと、ピンクみが強いファンデを置いてくれた。確認すると、ピンクみのファンデはなんていうかファンデーションを塗っていないみたいに溶け込み、そこだけヴェールをかけたようにきれいになっていた。黄みの方はファンデの色から黄色だけが残って(そんなことあるのかという感じだが本当に黄色だけ残って)、文字通り肌から浮かんでいた。その瞬間、私はあることに気がついたのだった。

 

合わない色のくすみでそばかすやシミをカバーする

 

黄みファンデの方は、肌となじまずに肌から浮いていた。なじまずに浮いているということはつまり、肌のもとの色を隠しているともいえる。私は合わないファンデで全顔を黄ぐすみさせることで、そばかすやシミを目立たなくさせ、肌のアラを隠してきたのだということに気づいた。ファンデーションはそういうものだと思っていた……私はそれを、これが世間で言うマット肌ってやつか?と思ってた。イエベ秋ってマット肌仕上げがいいらしいじゃんと。すべてが独学で、化粧は最低限やるところからはじめて中途半端にパーソナルカラーなどの知識を導入していたため、えらいことになっていた。方向音痴ってレベルじゃねーぞ

 

BAさんはブランドから出てるコンシーラーでまずそばかすを丁寧に消した。肌のアラはちゃんとコンシーラーで消さなきゃだめだと痛感した。そしてその上にピンクみのファンデーションを載せた。ファンデーションって、ホントは肌のふわふわ感というのか、質感を整えるためのものなんだとその時はじめて理解した。いやもうホントなんだこの透明感は……?って鏡二度見した。おかげでファンデーションだけの予定だったがしっかりコンシーラーも買ってしまったのだった。