黄肌夏とインテグレートRS788

ブルベ夏大勝利リップと名高い、インテグレートボリュームバームリップRS788を買ってみました。

 

黄肌には少し鮮やかすぎる

たぶんこれ、誰もがブルベだろうと思うような白肌の夏の方だったら最高に似合うと思います!公式サイトの発色例よりは少し鮮やかかな?かなと思いました。黄肌の私にはとにかく「惜しい」って感じで、似合ってるんだけど少し鮮やかすぎるかな、もう少し彩度か明度が低かったら完璧なのになあ……といった感じでした。ちなみに、つけたときだけ独特の化粧品っぽい匂いがします。

 

ブラウンリップを重ねて見る

とりあえずちふれ788を気持ちばかり重ねてみるとちょうどいい感じになりました。不思議と、ブラウンを重ねてるのに青みピンクは全く失われず、むしろ青みの発色が良くなったような不思議な色合いになって、少しだけ明度下がったかな?という感じになりました。青みピンクのパワーは絶大で、そばかすとシミであんまりきれいではない私の肌も若々しくフレッシュな印象になりました(すっぴんでテストしました)。あとものすごくぷるんとした唇になるので、オーバーリップ気味にかくと唇だけ石原さとみになれます。すごい……

 

プチプラのリップは、カラー展開が王道モテ色のコーラルピンクやオレンジ、フューシャピンクに偏りがちで(オペラのアレとか……)なかなかこういったくすんだピンクでいいものが少ないと思うので、パーソナルカラー夏の人肌一本持っていれば何かと重宝するのではと思いました。

黄肌ブルベとチーク

黄肌なのにブルベと判明し、ファンデーションとコンシーラーを買い、次に問題となったのはチークだった。いや正確には、黄色ファンデと一緒につけることで全顔をくすませて、頬にあるそばかすやシミをごまかすというエキセントリック手法なメイク基準で選ばれたコーラルピンクのチークでは、にっちもさっちも行かなくなったので早急に頬の血色をどうにかする必要があった。これまで使っていたコーラルピンクを乗せてみると、ファンデをピンク系に変えたせいもあってか、大河ドラマにでてくる貧しい農家の子供の頬みたいになってしまったのだ。


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まさにこういう頬

 

とりあえずtwitterのベストコスメで見かけたキャンメイクの紫チークと、レブロンの青みピンクのチークを入手。いいわけみたいになってしまうが、私はコスメにかけるお金はそこそこに抑えたいので、ベース以外はなるべくプチプラで賄おうと考えている。レブロンはコーラルピンクチークで愛用していたブランドだったので、使い勝手がいいだろうという判断だった。正直、青みピンクなんてバブル時代のメイクにならないか戦々恐々だったが、これは些細な杞憂に終わることになる。

 

血色の青みチーク

 

まずはイロモノとして買った紫から乗せてみたのだが、めちゃくちゃ既視感があった。お風呂上がりに鏡を見たときの最も透明感のある肌だったのだ。これが透明感というやつなのか……いや化粧ってすごい。

紫が透明感!という感じなら、ピンクの方はキュートな雰囲気。英王室のキャサリン妃のように頬骨に丸く入れてみたら、めちゃくちゃ顔色がスッキリとよくなって、フレッシュな雰囲気に。これがいわゆるマイナス5歳肌……?もっとくすんだ青みピンクなら、上品めに血色を足せそう。コーラルピンクがどんよりとマットな雰囲気なら、青みピンクはとにかく、フレッシュで濁りがなく、自然と頬からにじみ出た赤みと区別がつかなかった。

 

ファンデをつけているような錯覚

 

ブルベ夏大勝利という噂のあるインテグレートのくすみピンクのリップバームとこの青みピンクのチークを合わせると、ファンデを塗っていないにも関わらず、塗った後のように肌がきれいに見える!何もしてないからそばかすもシミもあるんだけど、あんまり嫌な感じがせず自然でナチュラルな感じ。 パーソナルカラー合わせるだけでこんなに違うのかとほんとにびっくりした。

 

イエベと勘違いしていた理由

パーソナルカラー診断でブルベだと言われてから、半信半疑でデパートに向かい、ファンデーションを選び直すことにした。また自己判断で無駄金を使うことになるなら、最初だけは慣れたひとに見てもらい色々と意見を聞こうという作戦だった。

 

いざデパートへ

向かったのはtwitterのコスメ垢さんがおすすめしていたファンデーションのある某ハイブランド。正直化粧品カウンターははじめてなのでマジで緊張した。私がBAさんに伝えたのは

 

  • PC診断でブルベと言われた。ファンデーションの色がわからないので試したい
  • そばかすやシミがあるので、透明感などよりカバー力を重視したい
  • 乾燥しやすいので使う上での対策を教えてほしい

 

正直門前払いされると思ったが、BAさんは快く仕事を引き受けてくれた。

まず私の顔のエラのあたりに、黄みが強いファンデと、ピンクみが強いファンデを置いてくれた。確認すると、ピンクみのファンデはなんていうかファンデーションを塗っていないみたいに溶け込み、そこだけヴェールをかけたようにきれいになっていた。黄みの方はファンデの色から黄色だけが残って(そんなことあるのかという感じだが本当に黄色だけ残って)、文字通り肌から浮かんでいた。その瞬間、私はあることに気がついたのだった。

 

合わない色のくすみでそばかすやシミをカバーする

 

黄みファンデの方は、肌となじまずに肌から浮いていた。なじまずに浮いているということはつまり、肌のもとの色を隠しているともいえる。私は合わないファンデで全顔を黄ぐすみさせることで、そばかすやシミを目立たなくさせ、肌のアラを隠してきたのだということに気づいた。ファンデーションはそういうものだと思っていた……私はそれを、これが世間で言うマット肌ってやつか?と思ってた。イエベ秋ってマット肌仕上げがいいらしいじゃんと。すべてが独学で、化粧は最低限やるところからはじめて中途半端にパーソナルカラーなどの知識を導入していたため、えらいことになっていた。方向音痴ってレベルじゃねーぞ

 

BAさんはブランドから出てるコンシーラーでまずそばかすを丁寧に消した。肌のアラはちゃんとコンシーラーで消さなきゃだめだと痛感した。そしてその上にピンクみのファンデーションを載せた。ファンデーションって、ホントは肌のふわふわ感というのか、質感を整えるためのものなんだとその時はじめて理解した。いやもうホントなんだこの透明感は……?って鏡二度見した。おかげでファンデーションだけの予定だったがしっかりコンシーラーも買ってしまったのだった。

 

イエベ秋だと思ってたらブルベ夏だった

きっかけはイエベ秋のプチプラ定番リップである、ちふれ748。赤みのあるブラウンリップで300円という安さから、PC自己診断後すぐに買ってはいたのだが、どうにもしっくりこなかった。単体で塗ると薄いアメリカンチェリーのようなくすみダークレッドに発色して結構いい感じなのだが、パーソナルカラーであるはずの柿色のマフラーと合わせると、ゾンビメイク……?というくらい唇の血色が死ぬ。黄色肌だし、くすみ色が似合うし、フューシャピンクの口紅が大地雷だし、有名な秋リップがすっぴんで似合うし、茶色だって似合う。絶対に秋だろうと思っていた。ただ私はものすごい塩顔なので、普通の秋さんと違って少し工夫が必要なのかもしれないと思った。やっぱプロ診断でアドバイスもらうしかないのか……。そういう感じで、個人で開業している人のパーソナルカラー診断を受けることになった。

 

 

黄肌だが、塩顔なので黄色に負ける

 

パーソナルカラープロ診断の要点をざっくりとまとめると、こういうことだった。確かに私はブルーかイエローでいったらイエローなのだが、塩顔なので(東山紀之さんとか及川光博さんとか、ああいう系統の顔)たとえくすみカラーでも黄色という主張の強い色に負ける。もちろん、鮮やかな色も主張が強いので負ける。だから秋色の黄色が強い色はくすんでいた。診断士さんいわく、パーソナルカラーは顔のベース色だけではなく顔立ちも重要なファクターである。私の場合「塩顔」というのが無視できないくらい強いのと、イエベだが主張が強すぎない(いわゆる白めの黄肌)ので、顔立ちが勝ると言った感じ。

思えば、イエベ秋カラー!と思って濃い山吹色や濃い黄土色のトップスを見つけては試着するのだが、いつも顔が死んでいた。イエベでくすみカラーが似合うはずなのになんでや……ということがあったが、まあ色以前に似合う似合わないあるしとか、パーソナルカラー理論も完璧じゃないだろうし、と納得して深く考えなかった。お気に入りの服の組み合わせはグレイッシュな白のジャケットにくすんだ濃い紫のストールを合わせるやつだった。濃い紫は飽きの色でもあるけど、夏の色でもある……。その話をしたら、皆さん自己診断が間違っていても、お気に入りの服やコスメは本来のパーソナルカラーと一致していることが多いです、と。茶色が似合うと思っていたのは、よく調べると夏スモーキーが得意なくすんだ茶色だった。帰ってからtwitter検索して「夏あるあるとして、目のカラーメイクはマスカラとアイライナーでシンプルな方が映える。やっても下まぶた」というツイートを何件も発見し、マジかよ……となった。まさに私のことだったから。

 

夏スモーキー

 

逆に、今までは避けていた夏色のスモーキーな色が似合うと教えてもらった。夏色クリアは鮮やかなので相変わらず顔が負けるから避けること。黄肌なのに夏というのはすごく変な感じだが、私を説明するのにこれ以上にぴったりなものはない、今までの違和感がどんどん消えていくという感じだった。なんか騙されてないか心配にすらなった。

帰ってから、家族が持っていた、UNIQLO×JWアンダーソンのロイヤルブルーのマフラーと自分のBEAMSの柿色マフラーを、冒頭のちふれ748(余談だがこのリップは秋リップとして有名だが夏スモーキーの人も使えるらしい。確かにカラーチャートを見ると夏の濃いめリップと色合いが近い)と合わせると、青のマフラーは口紅の発色を邪魔せずそのままだった。肌がぱーーーっと明るくなる!というような、パーソナルカラーあるあるみたいなことはなかったが、顔の色合いを邪魔しないというのは地味だが非常に大切だと思った。だってゾンビにならない。柿色だとやはり、ゾンビになってしまったから。